海外で働いて感じる「副業」に対する考え方の違いについて。
ロンドンで生活していると、働き方について日本との違いを感じることがいくつもあります。
その1つが、「副業」に対する考え方です。
もちろん、勤務先の規則や利益相反のルールはありますし、何でも自由にできるというわけではありません。それでも、日本と比べると、複数の仕事や肩書きを持つことに対する抵抗感は小さいように感じます。
例えば、国際機関で働きながら大学で教鞭を執ったり、研究プロジェクトに参加したり、スタートアップのアドバイザーを務めたり、執筆や講演活動を行ったり。
LinkedInを眺めているだけでも、肩書きが3つ、4つと並んでいる人は珍しくありません。こんなに色々とこなせる知力・体力が羨ましくなります笑
イギリスでの働き方を見ていると、「1つの会社に所属している人」と並んで、「ある分野の専門家」として見られる場面が多いように思います。そのため、自分の専門性をさまざまな形で発揮することが、むしろ自然なキャリアの築き方として受け入れられているように感じます。
イギリスでは、このような働き方を「Portfolio Career(ポートフォリオ・キャリア)」と呼ぶことがあります。1つの仕事だけではなく、実務、研究、教育、執筆、アドバイザリーなど、複数の活動を組み合わせながらキャリアを築いていく考え方です。
私自身もロンドンに来てから、この考え方に少しずつ影響を受けているように感じます。
もちろん、本業がおろそかになったり、利益相反が生じないように気を付けつつですが、自分の専門性を広げていくことは、自分自身の市場価値を高めるだけでなく、結果として本業にも良い影響をもたらしているように感じています。
日本でも副業を認める企業は増えています。ただ、個人的な感覚としては「副業=収入を増やすためのもの」というイメージがまだ強いように思います。
せっかくだから「副業=専門性を広げるための活動」として捉えることがあっても良いのではないかしら?と考えています。
