海外MBA修了後のvisaについて考えてみました。
先日、MBA留学を検討されている方々に向けたセミナーで、お話しする機会をいただきました。
MBAでの学校生活や学びについて色々とお話ししたのですが、質疑応答で印象に残ったのが、MBA修了後のビザと現地就職についての質問でした。
MBA受験というと、学校選び、TOEFL・IELTS、GMAT・GRE、エッセイ……と、どうしても合格することに目が向きます。
でも、実際にMBAを修了して海外でのキャリアを考えるのだとすると、「修了後、その国で働けるのか」も学校選びと同じくらい大切な問題だと感じます。
例えばイギリスの場合、大学院修了後にはGraduate visaという制度があります。
Graduate visaの大きなメリットは、特定の勤務先からスポンサーを受けなくても働けることです。
私のMBA同期でも、Graduate visaを使って就職活動をし、そのままイギリスで働いている人がたくさんいます。その後も長期的に働くのであれば、勤務先からスポンサーを受けてSkilled Worker visaなどへ切り替えていくことになります。
また、Graduate visaを使って起業する人もいます。実際、私の同期にもMBA在学中に仲間とビジネスアイデアを育て、修了後に起業した人たちがいます。
こうして考えると、Graduate visaは単なる「卒業後もイギリスに滞在できるvisa」というだけではなく、MBAで得たものを次のキャリアにつなげるための時間でもあるのだと思います。
もちろん、Graduate visaがあれば仕事が見つかるわけではありません。期限までに次のビザへ移行できず、帰国するケースもあります。visaはキャリアの可能性を広げてくれますが、キャリアそのものを保証してくれるものではありません。
正直、MBA受験中の私は、そんなことまでほとんど考えていませんでした。
「どこのMBAに行こう?」「GMAT対策は大丈夫?」「エッセイを磨かないと。。。」このような目先の課題で頭の中はいっぱいでした。
でも、もし修了後に日本以外で働くことも選択肢にあるのなら、MBA受験を考え始めた段階で、もう少し先まで想像してみてもよいと思います。
MBAを卒業したら、どこで、何をしたいのか。
そして、それを実現するためのvisaはどうなっているのか。
ここまで考えてみると、「自分にとって良いMBA」の見え方も、少し変わってくるかもしれません。
