MBA時間の使い方ー「学ぶ」時間
MBA留学をすると、時間が足りません。
授業、予習、課題、グループワーク。そこに就職活動や各種イベント、友人との時間まで加わります。全部をやろうとすると、あっという間に1日が終わります。
そんな中でも、勉強にかなりの時間を使う人がいます。
成績にこだわる人もいれば、これまで触れてこなかったファイナンスやマーケティング、戦略などを徹底的に学ぶ人もいます。教授と積極的に議論したり、授業を起点に自分の専門性を深めたりする人もいます。
実際のところ、MBAでは限られた時間で経営に必要と言われる科目を広く・浅く学んでいきます。例えば、自分はオペレーションについてもっと詳しく知りたいと言うことであれば、履修できる授業の内容ではきっと物足りず、自主的に学びを深める必要があると思います。
幸いなことに物的・人的リソースはビジネススクールにありますし、決められた時間の中で学ぶので、独学よりも効率的に学習することができ、時間的な節約になる部分も大きいと思います。
1つの極端な事例として、知り合いのフルタイムMBA修了生の話があります。
彼は在学中、ファイナンスへの理解を深めたいと思ったそうです。1日20時間ファイナンスの勉強をして、極めに極めた末に、現在はイギリスの投資銀行の第一線で活躍しています。
一方で、「MBAでは勉強以外の経験も大切」と考え、授業との付き合い方を割り切る人もいます。勉学は必要最低限にして、それ以外の活動に費やす時間ををたくさん捻出しようと努力する人もいます。
このような過ごし方も「正しい」と、私は思います。
私自身、MBA在学中にはなるべく勉強したいと思っていました。短くとも1年間は仕事から離れ、これほど体系的に新しいことを学べる、必要に応じて専門性を深められる機会は、社会人になるとなかなかありません。
社会人になってから学び直しをしたい、学生をやり直したいとよく言いますが、社会人を経験したからこそ見出せるMBAの価値があるのだと実感します。
ただ、MBAプログラムに在籍しながら使える時間は有限です。
すべてを取りにいくことはできません。
だから大切なのは、自分はこの期間を通して何を持ち帰りたいのかを考えることなのだと思います。
自分で考えて選んだのなら、それがきっと、自分にとっての大正解なのだと思います。
